- SOUNDPEATS Capsule3 Proって実際のところどうなの?
- 低価格で高音質なイヤホンがほしい!
そんな疑問をお持ちの方に低価格なのに高音質で有名なSOUNDPEATS Capsule3 Proのレビューを行なっていきます。
記事の信頼性
- 本業は、半導体を作るための製造装置を設計しているエンジニア。
- 普段から半導体に関わる仕事をしており、そのフィルターを通してガジェットを紹介。
イヤホンに数万円もお金は出せないけど、低価格で出来る限り高音質で音楽を楽しみたい!と思っている方も多いはず。
そんな方に、イヤホン専門ブランドとして約13年以上続けているSOUNDPEATSから登場したSOUNDPEATS Capsule3 Proを紹介します。
SOUNDPEATSのイヤホン気になる方や低価格で高音質のイヤホンを探している方は、是非記事を参考にしてください。
製品提供を頂いてますが、忖度なくおすすめできない点ははっきりレビューしていきますので、SOUNDPEATSってどうなんだろう?と気になっている方は最後までご覧ください。
【結論】1万円以下でこの音質は最強!SOUNDPEATS Capsule 3 Pro
結論から言うと、1万円以下のイヤホンでこの音質はすごい!私がメインで使用しているイヤホンは、Air Pods Pro(第1世代)ですが、それと比べても一切遜色無い音質です。
- 複数デバイスでシームレスな接続が出来るマルチポイント接続機能が無い
- ワイヤレス充電機能がない
- イヤホンのタッチ操作に若干慣れが必要
このような点においてはもう少し工夫の余地は感じますが、そのデメリットがあったとしても余りあるほどこの価格でこの音質は素晴らしいの一言。
1万円以下のイヤホンということで、高級イヤホンと比べると機能は劣っている部分もありますが、それが許容できる方はこれ以上ないイヤホンだと思いますので是非検討してみてください。
メリット | デメリット |
|
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SOUNDPEATS Capsule3 Pro 基本情報
SOUNDPEATS Capsule3 Proのスペック
SOUNDPEATS Capsule3 Proの基本スペックは以下の通り。
商品名 | SOUNDPEATS Capsule3 Pro |
サイズ | 約50 x 67 x 25mm |
重さ | 約48g |
ドライバー | 12mmダイナミックドライバー |
防水規格 | IPX4(生活防水) |
対応プロファイル | HSP / HFP / A2DP / AVRCP |
対応コーデック | AAC / SBC / LDAC |
バッテリー容量 | 500mAh(ケース) 35mAh(イヤホン) |
最大再生時間 | 約8時間(イヤホン単体) / 約52時間(ケース込) |
充電ポート | USB Type-C |
マルチペアリング | × |
装着検出 | × |
低遅延モード(ゲームモード) | ○ |
ワイヤレス充電 | × |
外音取り込み | ○ |
ノイズキャンセリング | ○(最大43dBカット) |
カラー | ブラック |
価格 | ¥8,480 |
ケース込みで最大52時間再生できるのはかなり優秀。そして、やはりこの価格帯でハイレゾLDAC対応しているのはすごいですね。
SOUNDPEATS Capsule3 Proの特徴
SOUNDPEATS Capsule3 Proは、低価格帯でありながらハイレゾコーデックLDAC対応・最大43dBのアクティブノイズキャンセリング機能搭載しているのが最大の特徴。
特徴
- ハイレゾコーデックLDAC対応
- 最大43dBものアクティブノイズキャンセリング搭載
- ケース込みで最大52時間再生
- 低遅延モード(ゲームモード)搭載
- 1万円以下の高音質コスパ最強イヤホン
低遅延モード(ゲームモード)も搭載されているため、音ゲーなどを楽しみたい人にも使用できるイヤホンです。
SOUNDPEATS Capsule3 Pro 開封レビュー
ここからは実際の商品をレビューしていきます。
パッケージ・梱包状態・同梱品
外箱はシュリンク梱包されています。
外箱を開梱すると、イヤホンケース本体は黒いスポンジ素材の緩衝材で包まれており、しっかりしたものづくりをしている印象。
付属品は、ケーブル / イヤーピース /説明書類などの4点。イヤーピースが埃などが被らないようにしっかり袋に梱包されているのがGood。
付属品
- SOUNDPEATS Capsule3 Pro本体
- USB Type-A to USB Type-Cケーブル
- イヤーピース(S / M / L)
- 取扱説明書類
充電用のUSB Type-A to USB Type-Cケーブルは、20cm弱と短め。イヤーピースは、本体に取り付いているMサイズ以外にSとLサイズが付属しています。
イヤーピースの外側に小さくサイズ表記があります。イヤーピースは薄めで結構柔らかい印象。
外観デザイン
本体ケースは、樹脂製で傷や汚れがつきにくいマットな仕上がり。
裏には「SOUNDPEATS」というロゴ。ブロンズ色を基調としたデザインで高級感があります。
イヤホン自体はこのように収納されており、マグネットによって吸い込まれるようにカチッと収納される感じが気持ちいいです。
この蓋の開閉も工夫がされており、閉めるときはマグネットとヒンジの力でカチッとしまって、開ける時は中途半端な位置で止まることなく奥までガバッと開いて保持されるので取り出しやすいです。
イヤホンもブロンズを基調としたデザインとなっており、見た目の好みは分かれそうですが、品質自体は悪くないです。
内側には通話用マイクやノイズキャンセリング用マイクなどが3つ搭載されています。
表側のイヤホン中央マーク部分にセンサが入っており、タップ動作による操作が可能。
ケース&イヤホンのサイズ・重量
本体は約49g、イヤホン単体では約9g。私が使用しているAir Pods Pro(本体:46g / イヤホン:10g)と比べても同等。
ケースのサイズ感は、AirPods Pro(第1世代)と比べても若干SOUNDPEATS Capsule3 Proの方が大きいかな?と思える程度。約50x67x25mm
AirPods Pro(第1世代)のイヤホンと比べてもほぼ同じサイズ感とフォルムです。
音質・ノイズキャンセル
SOUNDPEATS Capsule3 Pro 音質
SOUNDPEATS Capsule3 Proは、12mmの大口経ドライバー搭載&ハイレゾコーデックのLDACにも対応と音質面では高級イヤホンと一切引けを取らない素晴らしい性能を誇っています。
中低音もしっかり圧を感じることが出来ますし、それでいて高音域も伸び感があって素晴らしいの一言。
初見は低音が強いかな?と思ったのですが、様々な曲を聴くにつれて中高域の伸びも素晴らしく、フラットな音作りをしている印象を受けました。
この万人受けする音質もアプリでイコライザー調整を行うことが出来るため、より好みの音に調整可能なのも素晴らしい。
音質
- 低音域はしっかり圧を感じることが出来て、深いところまで音が出ている
- 高音域は最後までしっかり伸びがあって心地よい。キンキンする感じは一切ない
- 一音一音の細かいところまで輪郭がわかるほど解像度が高い
- 万人受けする音質もアプリでイコライザー調整することでより好みの音に調整可能
SOUNDPEATS Capsule3 Pro ノイズキャンセリング機能
ノイズキャンセリング機能も1万円以下のイヤホンとは思えない効き具合でした。感覚的には第1世代のAir Pods Proと同等の性能で、中低音域のノイズはがっつりカットしてくれる感じ。
高音域は若干残りますが、カナル方イヤホンの遮音効果もあいまって全体的にノイズをカットしてくれる印象です。
静かな部屋で無音の状態にすると若干ホワイトノイズのようなものが聞こえますが、そのような使い方をしない限り全く気になりません。
アプリ・操作方法
SOUNDPEATS
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こちらの専用アプリを使用することで、イコライザーや低遅延(ゲーム)モードの設定などができます。
後述するイヤホン単体での操作も可能ですが、こちらのアプリを使って音量をはじめとする各種操作をすることもできます。また、イコライザーもプリセットから選んだり各周波数帯で細かく設定できるのもいいですね。
イヤホンのタッチ操作方法
先ほど紹介したアプリでの操作も出来ますが、イヤホン本体の中央部分をタップすることで各種操作が可能です。具体的な項目は以下イラスト・表をご覧ください。
電源ON | 1.5秒タップ |
電源OFF | 10秒タップ |
再生 / 一時停止 | LかRを2回タップ |
音量上げる | Rを1回タップ |
音量下げる | Lを1回タップ |
曲送り | Rを1.5秒タップ |
電話を受ける / 切る | LかRを2回タップ |
電話を拒否 | LかRを1.5秒タップ |
通話切り替え | LかRを2秒タップ |
音声アシスタント起動 | Rを3回タップ |
低遅延(ゲーム)モード切り替え | Lを3回タップ |
ノイズキャンセリング切り替え | Lを1.5秒タップ |
正直全ての動作は覚えてられないですが、再生 / 停止や音量上下などの操作が出来るだけでも便利に使えると思います。ただし、イヤホン中心部をタップしないといけないため、若干慣れは必要。
SOUNDPEATS Capsule3 Pro メリット・デメリット
マルチポイント非対応
スマホ単体で使う場合は関係ないかもしれませんが、個人的にはMacBookやiPadなどと一緒に使いたいところ。
マルチペアリング機能がないと、使いたいデバイスでいちいち接続を切り替えないといけないので正直めんどくさいと感じます。
1万円以下のイヤホンにそれを求めるのも酷な話ですが、複数台デバイスで使いたい人はそのあたりを考慮する必要があります。
タッチ操作は微妙
イヤホンをタッチするだけで様々な操作をさせることができますが、操作感と方法はいまいちだと感じました。10種類以上の動作を左右イヤホンで操作可能ですが、普段よく使う数種類ぐらいしか覚えていないと思います。
また、慣れていないと誤タッチして意図しない動作になることもあるので、それなりに慣れが必要です。
これも1万円以下のイヤホンに求めるものではありませんが、欲を言えばAir Pods Proなどに採用されているプレスコントロール操作だったらよかったと感じます。
ノイズキャンセリングが強い分ホワイトノイズあり
音楽を聴いている時や、外でイヤホンを使っている時は全く気になりませんが、無音で静かな場所にいると若干ホワイトノイズが気になります。
3万円以上するAirPods Pro(第1世代)と比べてもしょうがない気もしますが、耳栓代わりにノイズキャンセリングイヤホンを使おうとしている方は注意が必要です。
1万円以下のイヤホンなのに音質は最強
このイヤホンの最大の特徴といえば、1万円以下で高級イヤホン並みの高音質で音楽を聴けること。
低音・中音・高音全ての領域でよく音がなってくれますし、一音一音の解像度もかなり高く表現されています。
安いイヤホンにありがちな低音で誤魔化したり、高音がキンキンしたり、音の表現が潰れて解像度が低かったりといったことは一切ありません。
それでいでイコライザーで好みの音に調整可能、かつハイレゾLDAC対応。1万円以下のイヤホンでこの音質は文句のつけどころが見つかりません。
おすすめの人・おすすめできない人
今までの内容を踏まえて、SOUNDPEATS Capsule3 Proをおすすめできる人とそうじゃない人をまとめました。
おすすめの人 | おすすめできない人 |
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何度もお伝えした通り、この価格で高級イヤホン並みの音質を実現できているのは本当に素晴らしいと思います。さらにハイレゾLDACコーデックにも対応しているため、低価格帯で高音質を楽しみたい人にはピッタリの商品です。
逆に、低価格帯で高音質のイヤホンを実現するために、マルチポイント接続・ワイヤレス充電・プレスコントロールによる操作など、あったら便利な機能はほとんどありません。
1万円以上の予算があって、音質以外にも便利機能や操作感なども求めたい人は他のイヤホンでもいいかもしれません。
【まとめ】低価格で音質を追求したコスパ最強イヤホン
ここまでSOUNDPEATS Capsule3 Proのレビューをしてきましたが、1万円以下の価格で高品質な音を追求するために、音質に全振りしたようなイヤホンです。
マルチペアリングがなかったり、イヤホンのタッチ操作に慣れが必要だったり、3万円以上するAirPods Proなどの高級イヤホンから比べてしまうと劣る部分もありますが、音質では一切負けていません。
1万円以下の低価格帯で高音質な音楽を聴きたい方は、これ以上ない商品だと思いますので是非ご検討ください。
このブログでは、iPadやMacBook周辺のアクセサリーやデスク環境のガジェットを紹介しています。是非あわせてご覧ください。
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