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【レビュー】Anker PowerExpand 8-in-1 コスパ最強の万能型USB-Cハブ

  • Anker PowerExpand 8-in-1って実際のところどうなの?
  • 他のケーブル型USB-Cハブと比べるとどんな特徴がある?
  • SatechiのUSB-Cハブよりもおすすめ?

そんな疑問をお持ちの方は必見!

この記事では、ケーブル型USB-CハブAnker PowerExpand 8-in-1の詳細レビューを行なっています。

記事の信頼性

  • 本業は、半導体を作るための製造装置を設計しているエンジニアです。
  • 普段から半導体に関わる仕事をしているので、そんなフィルターを通してガジェットを紹介していきます。

SatechiのUSB-Cハブと比べるとちょっと残念なところがありますが、性能がよくて値段も手頃とあって万人向けのUSB-Cハブになっています。

この記事を読めば、ケーブル型USB-CハブAnker PowerExpand 8-in-1が自分に合うかどうかわかりますので、是非最後までご覧ください。

【結論】コスパ最強の万能型USB-Cハブ

Anker PowerExpand 8-in-1は、コスパ最強の万能型USB-Cハブです。

  • 4K60Hz対応のHDMIポート
  • 2 x USB Type-A (10Gbps)
  • USB Type-C (10Gbps)
  • microSD、SDスロット(UHS-Ⅰ)
  • 最大85W出力パススルー給電ポート(USB-C)
  • イーサネットポート(1Gbps)

基本的な機能は全て入っていて、その上にUSB Type-AとType-Cのデータ転送速度は10Gbpsまで対応。この価格帯で10Gbpsの転送速度はかなり珍しいです。

唯一の欠点は、SatechiのUSBハブと比べると見た目が劣っている点です。Ankerのロゴもシールを剥がしたら簡単に取れてしまいました

SatechiのUSB-Cハブの場合は、MacBookと色味や質感を統一することができますが、見た目なんてどうでもいいから機能性重視!という人は、Anker PowerExpand 8-in-1がコスパもいいし、最適な選択だと思います。

Anker PowerExpand 8-in-1の特徴

持ち運び用の専用収納ケース付き

Anker PowerExpand 8-in-1の特徴は、ハブを収納するためのケースが付属している点です。ケーブル型USB-Cハブの弱点は、ケーブル付け根部分で接触不良を起こしてしまう事があるところです。

その点、AnkerのUSB-Cハブは専用の収納ケースに本体とケーブルを収める事でそのようなトラブルを防いでくれる効果があります。

頻繁にUSB-Cハブを持ち運ぶ方は、専用収納ケース付きなのは地味に便利なポイントですね。

USB Type-A、Type-Cの転送速度が最大10Gbpsまで対応

一般的なUSB-CハブのUSBポートは、転送速度5Gbpsがほとんどで、この価格帯で10Gbps対応なのはかなり珍しいです。

大容量のデータをやりとりする方はもちろん、たまにしか使わない人でも、他のUSB-Cハブと比べて転送時間が半分になるのは非常に魅力的です。

Satechi & Anker 他のケーブル型USB-Cハブとの違い

SatechiとAnkerのケーブル型USB-Cハブをまとめた表です。

商品名Satechiスリムアルミニウム
Type-C マルチアダプタ
Satechi スリムV2
マルチUSB-Cハブ 6in1
Satechi イーサネット付
スリム 7in1 USB-Cハブ
Satechi V2 マルチ
USB-Cハブ 8in1
Satechi On-The-Go
マルチポートアダプター
Satechi アルミニウム Type-C デュアルマルチメディアアダプターSatechi USB-C
マルチMXハブ 10in1
Anker PowerExpand
3-in-1
Anker 5-in-1
プレミアム USB-Cハブ
Anker PowerExpand+
5-in-1
Anker PowerExpand
6-in-1
Anker PowerExpand
6-in-1 イーサネットハブ
Anker PowerExpand+
7-in-1 メディアハブ
Anker PowerExpand+
7-in-1
イーサネットハブ
Anker PowerExpand
8-in-1 データハブ
Anker PowerExpand
8-in-1 メディアハブ
Anker 655 USB-Cハブ
8-in-1
Anker PowerExpand
11-in-1
Anker 565 USB-Cハブ
11-in-1
タイプケーブル型ケーブル型ケーブル型ケーブル型ケーブル型
(長さ変更可)
ケーブル型
(2ポート占有)
ケーブル型ケーブル型ケーブル型ケーブル型ケーブル型ケーブル型ケーブル型ケーブル型ケーブル型ケーブル型ケーブル型ケーブル型ケーブル型
ポート数4678981035566778881111
価格¥6,899¥8,000¥8,999¥8,899¥11,099¥12,999¥20,399¥3,990¥4,490¥5,090¥8,390¥5,990¥7,190¥6,490¥7,990¥7,990¥9,990¥10,790¥12,990
HDMI4K 30Hz4K 60Hz4K 60Hz4K 60Hz4K 60Hz4K 60Hz
4K 30Hz
4K 60Hz
4K 30Hz
4K 30Hz4K 30Hz4K 30Hz4K 60Hz4K 30Hz4K 30Hz4K 30Hz4K 60Hz2 x 4K 60Hz
(同時出力の場合
4K 30Hz)
4K 60Hz4K 60Hz4K 60Hz
USB-A222322212322222223
(2個はUSB2.0)
3
(2個はUSB2.0)
USB-C----1-1----11-1--11
SD-111111-1-1(UHS-Ⅱ)-11111(UHS-Ⅱ)11
microSD-111111-1---11111(UHS-Ⅱ)11
Ethernet(LAN)--11111--1-1-111111
充電能力60W60W60W60W100W60W100W90W--85W53W85W85W85W85W85W85W85W
その他機能----VGA映像出力-音声ジャック---音声ジャック-----音声ジャック音声ジャック
4K 60Hz対応DP
音声ジャック
4K 60Hz対応DP
商品リンクAmazonAmazonAmazonAmazonAmazonAmazonAmazonAmazonAmazonAmazonAmazonAmazonAmazonAmazonAmazonAmazonAmazonAmazonAmazon

Anker PowerExpand 8-in-1は、他のUSB-Cハブと比べると、搭載ポートの種類が豊富な上に、価格も抑えられています。

さらに、USB Type-A、Type-Cポートは、最大10Gbpsもの高速転送に対応しているので、頻繁にデータをやりとりする人には嬉しいポイントですね。

同梱品、外観、各種ポートスペック

外箱、同梱品

外箱もかなりしっかりとした作りになっていて、そこから出すと簡易的なプラケースにUSBハブ本体などが収納されています。

同梱品は、USB-Cハブ本体・説明書・専用の収納ケースです。

サイズ、重量

11.8 x 5.5 x 1.7cmほどの大きさで、iPhoneよりも一回り小さいサイズです。

Anker PowerExpand 8-in-1の重量は、111g。

同じクラスのSatechi V2 マルチUSB-Cハブ 8-in-1 (重量:78g)や、一体型USB-Cハブと比べると若干重めですが、許容範囲内です。

HDMIポート 4K60Hz

AnkerのUSB-Cハブは、HDMIポートが4K30Hzまでしか対応していないモデルが多く、これだと4Kモニタやーウルトラワイドモニターに接続出来たとしてもかなりカクカクしてしまってまともに使う事が出来ません。

その点、Anker PowerExpand 8-in-1では4K60Hzまで対応しているため、ほとんど全てのモニターで滑らかに使用する事が出来ます。

USB Type-Cポート(データ転送、PCヘの給電)

USB Type-Cポートは、PCへの給電専用(85W出力)のPDポートが1つと、最大10Gbpsの転送速度があるUSB3.2 Gen2ポートが1つあります。

理論転送速度1250MB/sのSanDiskエクストリームポータブルSSDをType-Cポートに接続して転送速度を計測すると、実力値は約700MB/s。他の5GbpsのUSB-Cハブだと、実力値は300〜400MB/sになってしまうので、それと比べると約2倍早いことになります。

Type-Cポートで充電も可能で、約7W程度の出力がありました。(iPad Proを充電)

USB Type-Aポート

USB Type-Aポートは、最大10Gbpsの転送速度があるUSB3.2 Gen2ポートが2つあります。

こちらも先ほどと同様に、理論転送速度1250MB/sのSanDiskエクストリームポータブルSSDをType-Aポートに接続して転送速度を計測すると、実力値は約700MB/s

充電能力もType-Cポートと同じように、7W弱の出力でした。(iPad Proを充電)

microSD、SDスロット(UHS-Ⅰ)

micro SDとSDスロットの両方搭載しており、UHS-Ⅰ(理論転送速度:104MB/s)対応になっています。

microSDを接続して転送速度を計測してみると、実力値は約75MB/sです。

Ethernetポート(LAN)

有線でインターネット回線が接続できるEthernetポートが搭載されています。こちらは、他のUSBハブと同等の最大1Gbpsの速度に対応しています。

Anker PowerExpand 8-in-1のいいところ、微妙なところ

ポートの種類とスペックが優秀でコスパ最強

冒頭でも説明しましたが、ポートの種類と価格のバランスが絶妙です。

Anker PowerExpand 8-in-1のポート種類

  • 4K60Hz対応のHDMIポート
  • 2 x USB Type-A (10Gbps)
  • USB Type-C (10Gbps)
  • microSD、SDスロット(UHS-Ⅰ)
  • 最大85W出力パススルー給電ポート(USB-C)
  • イーサネットポート(1Gbps)

これらのポートがあればほとんどの作業で事足りますし、余分なポートがない分価格も抑えられています。

コスパを求めるならAnker PowerExpand 8-in-1は最適な選択になります。

持ち運び用の専用収納袋が便利

冒頭でもお伝えしましたが、ハブを収納するための専用ケースが付属しているのは地味に便利

ハブを持ち運ぼうとすると、どうしてもケーブル根本部分に負荷がかかってしまうので、最悪の場合断線して使い物にならなくなります。

その点AnkerのUSB-Cハブは専用の収納ケースにハブ本体とケーブルを収納しておく事ができるので、故障のリスクがかなり少なくなります。

USB Type-A、Type-Cの転送速度が速い

データのやりとりをするためにUSB-Cハブを購入したいという方が多いと思います。

その中で、特に使用頻度の高いUSB Type-AやType-Cポートが10Gbpsの転送速度に対応しているのは嬉しいポイント。一般的なUSB-Cハブは5Gbpsまでしか対応していないものがほとんどですので、それと比べると単純に転送時間が半分になります。

外観はSatechi USBハブの方が高級感有り

SatechiのUSB-Cハブ

Anker PowerExpand 8-in-1の唯一の残念ポイントは、見た目がちょっと微妙なところです。SatechiのUSB-Cハブは、単品でもアルミの質感と色合いが高級感ありますし、 MacBookと色味を揃えられるので見た目にもこだわりたい人には最高のUSB-Cハブになっています。

その一方で、AnkerのUSB-Cハブは、プラスチック製で高級感があるわけではありません。

また、ハブ本体中央に貼られていた注意書きシールを剥がしたらロゴも一緒に剥がれてしまいました・・・

Amazonレビューでもロゴが剥がれたという書き込みがあったので、機能には関係ないにしても残念だと感じました。

機能面が優れているだけに、ロゴが簡単に剥がれるのはかなりもったいないですね。

【まとめ】コスパ最強の万能型AnkerUSB-Cハブ

見た目がちょっともったいないとは言っても、機能面でコスパ最強のUSB-CハブAnker PowerExpand 8-in-1です。

何度もお伝えしていますが、ポートの種類も豊富USBポートの転送速度が10Gbpsまで対応しているハブはかなり珍しいですし、その上で価格も抑えられています。

見た目はこだわらない人にとっては、最適なUSB-Cハブになっています。

これ以外のMacBookにおすすめなUSB-Cハブは以下記事で徹底比較していますので、そちらもご覧ください。

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