- MacBook用の一体型USB-Cハブって実際どうなの?
- ケーブル型USB-Cハブと比べるとどんなメリットがある?
- Satechiの一体型USB-Cハブは良い商品?
そんな疑問をお持ちの方は必見!
この記事では、一体型USB-Cハブ Satechi Type-C アルミニウム Proハブ 7-in-2の詳細レビューを行なっています。
記事の信頼性
- 本業は、半導体を作るための製造装置を設計しているエンジニアです。
- 普段から半導体に関わる仕事をしているので、そんなフィルターを通してガジェットを紹介していきます。
一体型USB-Cハブは、MacBookと一体になることでスタイリッシュに使いこなせますが、ケーブル型USB-Cハブの方が便利な場面もあります。
この記事を読めば、自分にSatechiの一体型USB-Cハブが合っているのかどうかわかりますので、是非最後までご覧ください。
【結論】MacBookと一緒に持ち運びたいUSB-Cハブ

Satechi Type-C アルミニウム Proハブ 7-in-2は、MacBookと一緒に持ち運びたいUSB-Cハブの決定版です。
- 4K60Hz対応のHDMIポート
- 2 x USB Type-A (5Gbps)
- 2 x USB Type-C (そのうちの一つは、Thunderbolt3ポート)
- microSD、SDスロット(UHS-Ⅰ)
一体型で4K60Hzまで対応しているHDMIポートがあるのは珍しいですし、他にも十分なポートが搭載されているため、スペック面でも高性能。
機能面ではケーブル型USB-Cハブの方が汎用性も高いですし、MacBook本体にあるUSB-C(Thunderbolt)ひとつ分しか使わないので拡張性は高くなります。
一方で、一体型USB-Cハブのいいところはコンパクトで持ち運びやすいところと、MacBookと一体にできる事でスッキリと使える点です。

このように、ノートパソコン用のスタンドを使っている場合でもケーブルをだらんをさせる事なくスマートに使えるのは一押しポイント。
MacBook用に持ち運びに便利なUSB-Cハブを検討している方は、Satechi Type-C アルミニウム Proハブ 7-in-2をおすすめします。

Satechi Type-C アルミニウム Proハブ 7-in-2の特徴
MacBook専用設計のコンパクトでスッキリな一体型USB-Cハブ

Satechi Type-C アルミニウム Proハブ 7-in-2の特徴は、MacBook側面にあるUSB-Cポート2つにちょうど合うようになっていて、USB-Cハブを接続した状態でもMacBookと一体化されてスッキリする点です。

ケーブル型USB-Cハブの場合は、どうしてもごちゃごちゃした印象になりがちですし、USB-Cハブ本体もぷらぷら動いてしまうため、出先などで使う場合には注意が必要です。
一体型USB-Cハブは見た目がスッキリという部分もありますが、ハブがぷらぷらしないのも地味に便利なポイントです。
MacBookと外観の統一感は抜群

M1 MacBook AirとSatechiのUSBハブを比べても、色味は全く同じになっており、質感もかなり似ています。若干MacBookの方がさらさらした質感になっている程度の違いしかありません。
M2 MacBook Airから登場したミッドナイトなどの色味はありませんが、スペースグレーやシルバーをお持ちの方は色味を揃える事が出来ます。

装着状態だとMacBookと一体化されることで、付属品!?と思わせるほど統一感が出ます。
色味や質感に統一感があるので、見た目にこだわりがあるAppleユーザーにはこれ以上ないUSB-Cハブになっています。
他のSatechiやAnkerの一体型USB-Cハブとの違い
SatechiとAnkerの一体型USB-Cハブをまとめた表です。
商品名 | Satechi パススルー マルチUSBハブ 3in1 | Satechi Type-C Proハブ 7in2 | Satechi USB-C Proハブ ミニ 6in2 | Satechi LANポート付 Type-C Proハブ | Satechi USB-C ProハブMax 8in2 | Anker PowerExpand Direct 7-in-2 | Anker PowerExpand Direct 8-in-2 |
タイプ | 一体型 | 一体型 | 一体型 | 一体型 | 一体型 | 一体型 | 一体型 |
ポート数 | 5 | 7 | 6 | 6 | 8 | 7 | 8 |
価格 | ¥3,699 | ¥8,799 | ¥8,099 | ¥9,999 | ¥11,779 | ¥7,190 | ¥8,390 |
HDMI | - | 4K 60Hz | - (USB4ポート使用で 5K 60Hz) | 4K 30Hz | 4K 60Hz (USB4ポート使用で 5K 60Hz) | 4K 30Hz (Thunderbolt3使用で 5K 60Hz) | 4K 30Hz (Thunderbolt3使用で 5K 60Hz) |
USB-A | 2 | 2 | 2 | 2 | 1 | 2 | 2 |
USB-C | - | 2 (1つはThunderbolt 3) | 2 (1つはUSB4) | - | 2 (1つはUSB4) | 2 (1つはThunderbolt3) | 2 (1つはThunderbolt3) |
SD | 1 | 1 | - | - | 1 | 1 | 1 |
microSD | 1 | 1 | - | 1 | 1 | 1 | 1 |
Ethernet(LAN) | - | - | 1 | 1 | 1 | - | - |
充電能力 | 29W | 87W (Thunderbolt 3) | 100W (USB4) | 87W | 100W (USB4) | 100W (Thunderbolt 3) | 100W (Thunderbolt 3) |
その他機能 | - | - | 音声ジャック | - | 音声ジャック | - | Lightningオーディオ |
商品リンク | Amazon | Amazon | Amazon | Amazon | Amazon | Amazon | Amazon |
Satechi Type-C アルミニウム Proハブ 7-in-2は、他のUSB-Cハブと比べると、搭載ポートの種類と価格のバランスが絶妙です。
データのやりとりをするために購入される方が多いと思うので、USB-C・USB-A・microSD・SDはそれぞれ1つ以上は欲しいところ。
また、4Kやウルトラワイドモニターが一般的になりつつある今は、4K60Hz対応のHDMIポートがオススメ。30Hzでも一応接続はできますが、画面がカクカクしてしまうためかなりストレスを感じます。
そう考えると、搭載ポートの種類や価格のバランスから多くの人にオススメできるのはSatechi Type-C アルミニウム Proハブ 7-in-2です。
同梱品、外観、各種ポートスペック
外箱、同梱品

外箱から出すと、簡易的なプラケースにUSBハブが入っているだけで、説明書なども付属しておりませんでした。至ってシンプルです。
サイズ、重量

Satechiのケーブル型USB-CハブやiPhoneと比べるとそのコンパクトさが際立ちます。

Satechi Type-C アルミニウム Proハブ 7-in-2の重量は、わずか41g。
ちなみに、AirPods Proが約54gですので、いかに軽量なのかがわかります。
HDMIポート 4K60Hz

一体型USB-Cハブは、HDMIポートが4K30Hzまでしか対応していないモデルが多く、これだと4Kモニタやーウルトラワイドモニターに接続出来たとしてもかなりカクカクしてしまってまともに使う事が出来ません。
その点、Satechi Type-C アルミニウム Proハブ 7-in-2では4K60Hzまで対応しているため、ほとんど全てのモニターで使用する事が出来ます。
USB Type-Cポート

USB Type-Cポートは、映像出力・MacBookへのパススルー給電・データ転送ができるThunderbolt3対応のポートが1つと、最大5Gbpsの転送速度があるUSB3.0ポートが1つあります。

理論転送速度1250MB/sのSanDiskエクストリームポータブルSSDをUSB3.0のType-Cポートに接続して転送速度を計測すると、実力値は約400MB/s弱。(理論値は625MB/s)

USB3.0のType-Cポートで充電も可能で、約7W程度の出力がありました。(iPad Proを充電)
USB Type-Aポート

USB Type-Aポートは、最大5Gbpsの転送速度があるUSB3.0ポートが2つあります。

こちらも先ほどと同様に、理論転送速度1250MB/sのSanDiskエクストリームポータブルSSDをType-Aポートに接続して転送速度を計測すると、実力値は約400MB/s弱。(理論値は625MB/s)

充電能力もType-Cポートと同じように、約7W程度の出力でした。(iPad Proを充電)
microSD、SDスロット(UHS-Ⅰ)

micro SDとSDスロットの両方搭載しており、UHS-Ⅰ(理論転送速度:104MB/s)対応になっています。

microSDを接続して転送速度を計測してみると、実力値は約90MB/sです。
Satechi Type-C Proハブ 7-in-2のいいところ、微妙なところ
このポート数で十分、スペックと価格のバランスが絶妙

冒頭でも説明しましたが、ポートの種類と価格のバランスが絶妙です。
Satechi Tyoe-C Proハブ 7-in-2のポート種類
- 4K60Hz対応のHDMIポート
- 2 x USB Type-A (5Gbps)
- 2 x USB Type-C (そのうちの一つは、Thunderbolt3ポート)
- microSD、SDスロット(UHS-Ⅰ)
これらのポートがあればほとんどの作業で事足りますし、余分なポートがない分価格も抑えられています。
万能型の一体型USB-Cハブを探している人は、絶対にSatechi Type-C アルミニウム Proハブ 7-in-2をおすすめします。
ケーブル型USB-Cハブと比べるとスッキリ

私は出先で作業する時はMOFTのノートパソコンスタンドを使用しているのですが、ケーブル型USB-Cハブを装着しているとどうしてもMacBookまわりがごちゃごちゃしてしまいます。
特にカフェなどで作業する時は、飲み物をひっかけて倒しそうになったこともありました。
その点一体型USB-Cハブであれば、ケーブルがぷらぷらして飲み物をひっかける心配もありませんし、スッキリとしていて作業スペースを有効活用できます。
HDMIが4K 60Hz対応で4Kモニターやウルトラワイドモニターにも接続可能

一体型USB-CハブのHDMIポートは4K30Hzまでしか対応していないものが多く、4K60Hzまで対応しているものは珍しいです。
最近は4Kモニターやウルトラワイドモニターも一般的になっており、将来使うかも?と思う方は絶対に4K60Hz対応をおすすめします。
リフレッシュレート30Hzでも一応接続はできますが、画面がカクカクしてしまって使い物になりません。
MacBook専用設計なので、汎用性は一切ない

MacBook専用設計になっている分、その他のデバイスでも使いたい人は注意が必要です。
Satechi V2マルチUSB-Cハブ 8-in-1のようなケーブル型USB-Cハブであれば、WindowsのノートパソコンはもちろんiPadなどのタブレットでも使用可能です。
ノートパソコンはMacBookだけだし、iPadでなんかUSB-Cハブ使わないよー!という人も、一つ持っていれば意外と便利な場面があります。
詳しくは以下記事でも紹介していますので、気になる方はチェックしてください。
iPad Pro/Air×USB-Cハブで何でも出来る!!使い方解説とオススメUSB-Cハブ
熱が心配
このUSB-Cハブに限らず、ハブを接続し続けているとハブ本体がホッカイロぐらい熱くなります。
ケーブル型USB-Cハブであれば、ハブとMacBookが離れているので気になりませんが、一体型USB-Cハブの場合はMacBookに接触する形で熱いUSB-Cハブがいるので、故障しないよね…?と若干心配になります。
長時間USB-Cハブを接続しっぱなしで熱が気になる人は注意してください。
USB-Cポートの違いがわかりづらい

Satechi Type-C アルミニウム Proハブ 7-in-2のUSB-Cポートは、映像出力・MacBookへのパススルー充電・データ転送可能なThunderbolt3対応USB-Cポート、データ転送のみ可能なUSB-Cポートの2種類搭載されています。
隣合わせになっているわけではないので、一回覚えてしまえばいいのですがThunderboltのマークがないので若干わかりにくいです。
持つ場所を注意しないと折れそう

USB-Cコネクタの部分だけで接続されているため、このハブを変に持ち上げたり雑に扱っていると壊れそうだなという印象。
実際にAmazonのレビューでもハブの接続ポートがダメになってしまったという書き込みが何件かありました。
MacBookと一体型になってスッキリした分どうしても構造上弱くなるため、取り扱いには注意が必要です。
【まとめ】持ち運びに最適なUSB-Cハブ

汎用性や機能面では、ケーブル型USB-CハブのSatechi V2 マルチUSB-Cハブ 8-in-1がおすすめですが、出先などで使いたい場合は圧倒的にSatechi Type-C アルミニウム Proハブ 7-in-2がおすすめです。
他の一体型USB-Cハブ比べてもポート数と価格のバランスが絶妙で、HDMIポートも4K60Hzまで対応しています。
デザインでもMacBookとの親和性があるので、見た目にもこだわりたいAppleユーザーには最適なUSB-Cハブになっています。

これ以外のMacBookにおすすめなUSB-Cハブは以下記事で徹底比較していますので、そちらもご覧ください。
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