iPadを32GB、64GBなどの小さい容量(ストレージ)にしてなるべく安く購入したい!だけど、この容量で足りるのかな…なんて悩まれていませんか?
本記事では、iPadの容量(ストレージ)を選ぶ際の見落としがちなポイントと容量選びの秘訣を解説していきます。
ストレージ選びで失敗すると無駄な出費になったり、容量不足で作業性が落ちたりと、本当に損をしてしまいます。iPadの容量選びで悩まれている方は、ぜひ本記事を参考にして下さい。
【結論】iPadの容量(ストレージ)はこれがおすすめ!
64GB or 128GB + 外付けSSD(必要に応じて)がおすすめ!
iPad OSになってから、外部ストレージとのデータやりとりが本当に便利になりました。
iPad本体のストレージをアップしていくよりも、外付けSSDを買い足す方が圧倒的に安くなるため、コスパ重視した人はそのような運用もおすすめします。
ただし、パソコン代りに使う、イラストを描く、動画編集をする人は注意が必要です。以下詳しく解説していきます。
ストレージ選びで注意したいポイント
ストレージ容量の全てを使用できるわけではない!
ストレージ容量の一部は、iPadを動作させるための「システム容量」に取られてしまいます。つまり、選んだストレージ容量をそのまま自由に使えるわけではありません。
iPadのモデルなどによって多少異なりますが、私が使用している11インチiPad Pro(2018モデル)のシステム容量は以下の通りです。ただし、環境によって多少前後しますのであくまでも参考です。
ポイント
- システム容量:約5.5GB
- その他容量:約2.0GB
OSアップデートでは空き容量が必要
OSの大型アップデートの際は、OSの容量約1GB + 作業領域で約3〜5GBの空き容量が必要です。アップデートの際に容量が足りない場合は、不要な物を削除しないとアップデートができないんです。
ポイント
OSアップデートの時は、約4〜6GBの空き容量が必要
iCloudをあてにするのは注意が必要
月額¥400で200GBの容量が使えるiCloudですが、これをあてにするのは注意が必要です。このiCloudはクラウド上にデータを保存することになるのですが、データのやりとりをする度にダウンロードをすることになります。
滅多に使わないファイルなどを保存するにはいいかもしれませんが、iPad内のストレージ感覚で使おうとすると、ダウンロードの時間がとてもストレスに感じるのでおすすめ出来ません。
用途別のストレージ容量おすすめ
【前提】アプリ・写真・動画・書籍などの容量を把握
用途別ストレージ容量の解説をする前に、アプリ・写真・動画・書籍などがどれぐらいの容量なのかまとめてみたのでご確認ください。ただし、多少ズレがあると思うので参考程度でお願いいたします。
アプリ関連の容量
- 荒野行動 約2.8GB + アプリ内データ
- Minecraft 約270MB + アプリ内データ
- Twitter 約110MB + アプリ内データ
音楽(Spotify)の容量
1曲(4分 音質 160kbit/s) 約5MB
動画・写真の容量
- 写真 1枚 約2MB
- 動画 1080p 60fps 1分30秒 約170MB
電子書籍(Kindle)の容量
- 小説 約1MB
- 漫画 約50〜120MB
- 雑誌 約100〜250MB
ビデオオンデマンド(Prime video)の容量
- 映画(2時間 画質:中) 約400MB
- TV番組(30分 画質:中) 約100MB
32GBでも大丈夫な人
システムファイルやアップデート時の空き容量を考えると、自由に使えるストレージ容量は約20GBです。
ちょっとアプリをダウンロードして、たまーに動画や写真をとって、漫画や映画もちょっと見て、という使い方でもすぐに20GB程度いってしまいます。
webブラウジング、メモアプリ、小説などの「文字」をメインとする使い方をする人は、32GBモデルでも大丈夫ですが、画像や動画などの「映像」をメインとして使いたい人は、64GB以上のモデルをおすすめします。
ポイント
- ゲームをしない、漫画や動画はほぼみない、イラストや動画編集を行わない人
- webブラウジング、メモアプリ、小説などの本、といった「文字」をメインとする人
多くの人は、64GB・128GBで十分
多くの人は、iPad Air・iPad miniの最小容量(64GB)、iPad Proの最小容量(128GB)で十分です。ゲームアプリや漫画・映画をある程度ダウンロードしても、ストレージが一杯になることは少ないです。
ただし、パソコンのように多くのファイルを扱ったり、イラストや動画編集をする方は、容量の大きいデータを大量に扱うため、ある程度大きいストレージのものをおすすめします。
ポイント
- パソコンのように多くのファイルを扱わない、イラストや動画編集を行わない人
- 多くの人は、64GB・128GBで十分
イラストや写真を扱う人は、128GB・256GBは欲しい
お仕事でイラストを書いたり写真の編集をする方は、128GB以上のモデルがおすすめです。
64GBのモデルでも対応可能ですが、イラストや写真編集以外でもある程度ストレージ容量を使うと思います。
そうなってくると、イラストや写真の分で使えるストレージ容量が少なくなってしまうため、頻繁にファイルの整理をする必要が出てきてしまいます。
作業性を考えると、128GB以上はあった方がいいです。
ポイント
イラストや写真編集を行う人は、128GB以上のモデルがおすすめ
動画編集をする人は、512GB・1TBを選択した方がいい
iPadで日々多くの動画を編集する方は、512GB以上のモデルがおすすめです。
外部ストレージなどを活用して128GBや256GBで対応することも可能ですが、頻繁にデータの移行をする必要が出てくるため、作業性が低下します。
ポイント
日々多くの動画を編集する人は、作業性を考慮すると512GB以上ががおすすめ
少ないストレージ容量をうまく活用する方法
ここまで用途別でおすすめの容量を解説してきましたが、ちょっとした工夫で内部ストレージ容量を減らせる可能性があるので、ぜひ下記方法もご確認ください。
写真はGoogleフォトを使用
みなさんGoogleフォトをご存知でしょうか?
このアプリは、最大 1600万画素の写真や1080p HDの動画を無料で無制限に保存できるGoogleのストレージサービスです!!
2021年6月1日から最大15GBに制限されました。
ちょっとした写真や動画などは、全てGoogleフォトにアップロードすることで、iPad内の写真・動画容量を激減させる事が可能です。
ちなみに1600万画素というのは、16:9の場合約38cm×21cmです。これはA4よりも大きいサイズになります。
外付けSSDでデータを逃す
iPad OSが登場してから、外付けストレージが利用しやすくなりました。高画質な写真・4Kの動画・教科書などのPDFファイルを外付けストレージに保存することで、本体の容量が少なくても快適に使用する事が出来ます。
以下記事でiPhone/iPadにおすすめの外付けSSDを紹介しているので、気になる方はチェックしてください。
-
【2024年5月】iPad mini/Air/Proにオススメの外付けSSD3選&選び方も解説
続きを見る
【まとめ】iPadの容量は64GB or 128GBがおすすめ
iPadのストレージ容量は、動画編集・イラスト制作・写真編集など、クリエイティブな作業をする人以外は、最小容量の64GB or 128GBで十分です。
もし容量が足りなくなった場合でも、外付けストレージにデータを逃す事が出来るため、大きなストレスにはならないでしょう。
ただし、無印iPadの32GBだけは注意が必要です。システム容量やOSアップデートの事を考えると、自由に使える容量は約20GBです。
ゲームアプリ・漫画・映画を少しずつダウンロードするだけでも容量のほとんどを使ってしまった!なんてことになりかねないです。
ゲーム・漫画・映画なんかはほぼ見ないよー!という人は、32GBでも十分かもしれません。
以上、iPadのストレージ容量選びの参考になれば嬉しいです。