- HDD・SSDが壊れた経験がある
- 有名メーカーで壊れにくいSSDを探している
- 安心安全なポータブルSSDが欲しい
大切なデータを保存しているSSDだからこそ、壊れにくい製品を探しているけど、結局何がいいのか悩まれている方も多いと思います。
記事の信頼性
- 本業は、半導体を作るための製造装置を設計しているエンジニアです。
- 普段から半導体に関わる仕事をしているので、そんなフィルターを通してポータブルSSDを紹介していきます。
この記事では、SDカード、SSDなどで有名なSanDisk(Westen Digitalグループ)から発売されている防滴防塵対応のSanDiskエクストリームポータブルSSDを紹介していきます。
この記事を読むことで、どんな人にSanDiskエクストリームポータブルSSDが向いているのか分かりますので、ポータブルSSDを探している方は是非参考にしてください。
【結論】雑に扱っても壊れにくい最強のポータブルSSD
大切なデータを持ち運ぶ事が多く過酷な環境でも壊れにくいものが欲しい方に最適なポータブルSSDが「SanDiskエクストリームポータブルSSD」です。
壊れてもいい覚悟でいろいろ試してみましたが、全く問題なく使用出来ました。(詳細は後述)
壊す覚悟で試した事
- 2mの高さから落とす
- 1分間シャワーをかける
- 砂場に落とす
また、ポータブルSSDとしての性能も最大転送速度が1050MB/sあるので、大容量のデータのやりとりもスムーズに行うことが可能です。
SanDiskは、SDカード・マイクロSDカードなどでも有名で、世界トップシェアのフラッシュメモリーメーカーです。企業としての信頼性も抜群ですので、大手の製品に安心感を感じる人にもおすすめです。
結論 こんな人におすすめ
- 過酷な環境で使用しても壊れづらく、持ち運びが多い人には安心
- 転送速度は、最大で1050MB/sなので、頻繁に大容量のデータを移動する人に最適
- SDカード、マイクロSDカード、SSDで有名な大企業。大手の製品に魅力を感じる人
SanDisk エクストリームポータブルSSD SDSSDE61の特徴
IP55対応 防滴、防塵、落下耐性があり、雑に扱っても壊れにくい
SanDiskエクストリームポータブルSSD最大の特徴は、IP55対応で防滴・防塵・2mの落下でもSSDが壊れない点です。
IP55というのは、電子製品が塵や水に対してどれぐらい耐性があるかを表した規格です。
塵は6段階、水は8段階で表す事ができて、IP55の保護性能を言葉で表すと以下のようになります。
IP55の保護性能
塵(レベル5/Max6):塵埃の侵入を完全に防止できないが電子機器の動作には問題がない
水(レベル5/Max8):あらゆる方向からのノズルによる噴流水機器が影響を受けない
一言で言うと、水没させたり泥に落としたりしない限り、ほとんど壊れないということです。
SanDiskは、SDカード、SSDなど、フラッシュメモリ製品が主力の大手企業
SanDiskは、SDカード・マイクロSDカードなどでも有名で、世界トップシェアのフラッシュメモリーメーカーです。SSDの最重要部品であるNANDフラッシュメモリも自社で製造しており、この分野でも世界3位のシェアを誇っています。
また、2015年10月に、HDD最大手である米Western DigitalがSanDiskを買収すると発表し、完全子会社化しています。
HDD・SSD・SDカードなどのストレージ商品で大きなシェアを持つ企業として、信頼性は抜群です。
SanDisk エクストリームポータブルSSD T7のスペック
スペックは以下の通りです。
商品名 | SanDisk Extreme Portable SSD |
防塵 | IP55 |
耐衝撃 | 最大2mの落下テストクリア |
最大転送速度 | 1050MB/s |
インターフェース | USB3.2 Gen2(10Gbps) |
本体サイズ | 85 x 57 x 8 mm |
重量 | 52g |
容量ラインナップ | 500GB、1TB、2TB、4TB |
SanDisk エクストリーム ポータブルSSD 実機確認「同梱品、転送速度確認、フォーマット形式」など
SanDisk エクストリーム ポータブルSSDの外観、質感、同梱品
外箱、同梱品など
外箱はかなりシンプルで、箱を開けると簡易的なプラスチック容器にポータブルSSDとその他同梱部品が入っています。
USB Type-A・Type-Cどちらにも対応出来るように、変換アダプタが付属しています。
同梱品
- SanDisk エクストリーム ポータブルSSD 本体
- 取扱説明書
- USB-C to Cケーブル(USB3.2 Gen2)
- USB-C to Aの変換アダプタ
外観、大きさ、重さなど
重さは約57g程度で、かなり小型で軽量の部類です。
一般的なカードと大きさを比較すると、ひと回り大きいぐらいのサイズですので、取り扱いにとても便利です。
初期フォーマット形式は、exFAT
SanDiskエクストリーム ポータブルSSDの初期フォーマット形式は、どんなPC・タブレットでも使えるようにexFATとなっていました。
exFATでももちろん使えますが、Apple製品のみ、Windows PCのみといった使い方の場合は、より高機能なフォーマット形式があります。
詳しくは下記記事で解説していますので、参考にしてください。
SSD/HDDのフォーマット形式は結局どれがいいの?エンジニアが解説
M1 MacBook Airで転送速度確認
転送速度の測定条件
- フォーマット形式は、exFAT
- SanDiskのセキュリティソフトを有効
- USB3.2 Gen2x2対応(20Gbps)のUSB-Cケーブルを使用
- 転送速度測定アプリ「AmorphousDiskMark」を使用
このような条件で転送速度の確認を行なっています。
これを見ると、650MB/s程度の転送速度(理論値では1050MB/s)しか出ていませんが、同スペックのSamusung T7 Touchで測定してみても同じような結果でした。
Appleシリコン(M1)搭載のMacBookとの相性が悪いのか、アプリとの相性が悪いのだと推測しています。
SanDiskの防塵防水、落下耐性は本当なのか検証
注意私は、壊す覚悟で検証しており、たまたま壊れなかった可能性があります。性能を過信せずに丁寧に扱うことをオススメします。
2mの高さから落としてみても壊れなかった
約2mの高さからSanDiskのポータブルSSDを落下させて、問題なく使用できるか確認してみましたが、全くもって大丈夫でした。
ちなみに、この写真を撮るために10回以上落としましたが、それでも破損することはありませんでした。
1分間シャワーをかけても壊れなかった
それなりの勢いのシャワーで1分間SSDに当て続けていましたが、こちらも故障することなく使用出来ました。
完全防水仕様ではありませんが、海やプールなどに沈めない限り故障しないと感じました。
砂場に落としても壊れなかった
公園の砂場に行って、SanDiskのSSDを一度完全に埋めてみました。その後、軽くシャワーで砂を流して動作確認を行いましたが、それでも無事でした。
ただし、USB-Cコネクタ部分は剥き出しですので、ここに細かい塵などが入らないように注意が必要です。
1ヶ月使ってみて感じたイマイチポイントと便利なところ
価格が若干高い
商品名 | RAOYI X4promini(500GB) | SanDisk Extreme(500GB) |
価格 | ¥7,309 | ¥11,908 |
最大転送速度 | 550MB/s | 1050MB/s |
防塵性能 | 無 | IP55 |
比較的安価なポータブルSSDと比較すると若干高く感じると思います。
雑に扱っても壊れない安心感はありますが、そんなにハードな使い方をしない人には少しオーバースペックなのかもしれません。
接続し続けているとホッカイロぐらいの熱さになる
本体全体が弾力性があるゴム素材のせいなのか、接続しているとホッカイロぐらいの熱さになってしまいます。
熱によってすぐ壊れるような製品ではありませんが、放熱ができなくて劣化が早まるのでは?と少し心配になります。
セキュリティソフトを使う場合は、iPadやiPhoneで使えなくなる
SanDiskエクストリームポータブルSSDに入っているセキュリティソフトをインストールすることで、パスワードロックする事ができます。
ただし、このセキュリティソフトを入れられないiPadやiPhoneでは、パスワードロックしてしまうとSSDを接続しても認識出来なくなります。ここがちょっと残念ポイントです。
そもそもiPhoneでSSD使えなくない?と思っている人もいると思います。実は、「Lightning-USB3カメラアダプタ」というアダプタがあれば使えます。
詳しくは以下記事で解説していますので、iPhoneでもSSDを使いたい方は参考にしてください。
iPhoneで外付けSSD/HDDが認識しない理由と解決方法を解説
引っ掛けがあるのはかなり便利
HDDやSSDは、地味に置いておく場所に困ることも多いと思いますが、このSanDiskのポータブルSSDには引っ掛けるための穴があいており、これが地味に便利です。
雑に扱っても壊れにくい安心感もあって、使わないときには有効ボードなどに引っかけておけますし、持ち運ぶときはリュックやカラビナに引っ掛けることもできます。
雑に扱っても傷つかないし壊れない安心感がある
壊す勢いで2mの高さから何回も落下させたり、砂場に埋めたり、シャワーかけたり、ハードな扱いをしていましたがゴム素材のおかげで傷跡がつきませんでした。
あれだけ壊す勢いで色々やっても無事だったので、雑に扱っても大丈夫!と思えて精神衛生上とても気が楽に使用出来ました。
【まとめ】価格は高いけど、壊れない安心感がある
安価なSSDと比べると、若干高く感じるかもしませんが、その分とても安心感をもって使用出来ました。壊す勢いであれだけ色々やったのに問題なく使用出来たため、大切なデータを扱っていても精神衛生上とても気が楽です。
特に、MacやiPadを買おうとしている人や容量不足で悩まれている方は、MacやiPad + SSDという使い方でコスパよくApple製品を使用することができます。
SanDiskエクストリームポータブルSSDは、小型で持ち運びやすく防塵防滴で壊れづらい本体は、頻繁に持ち運ぶようなMacやiPadにピッタリな製品だと思います。
容量不足でお悩みの方は是非検討してみてください。
以下記事では、iPadにおすすめのSSDを紹介していますので、iPad用を探している方は参考にしてみてください。
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